柴犬の血統書
柴犬をペットショップやブリーダー繁殖者(犬舎)で迎え入れたら血統書が送られてきます。
この血統書とは、純血種の証明履歴書になります。
柴犬の血統書を発行している主な団体
- 日本犬保存会
日本犬に特化といっても、飼育頭数多い柴犬がほぼ主体の団体で、わずかに紀州犬、四国犬他の日本犬も登録。 - ジャパンケンネルクラブ
ジャパンケンネルクラブ(JKC)は全犬種クラブで、洋犬などを繁殖しているブリーダーさんがの柴犬が登録するようです。
秋田犬や甲斐犬は飼育頭数希少さ、地域性もあり、独自単犬種団体の秋田犬保存会や甲斐犬愛護会などに登録される方が一般的です。
他にも独自の団体があります。
プロレスに例えると全日本プロレスは日本犬保存会、ジャパンケンネルは新日本プロレスみたいに、2大団体と考えればわかりやすいですね。
上の写真は実際の太郎とさくら日本犬保存会の血統書です。
A3程度の厚い薄紫色の和紙でいかにも日本犬って感じのする血統書ですね。
兄弟姉妹の頭数や4世代さかのぼった玄曹父母まで分かります。
我が家の元祖柴犬は花子は日保と2枚の血統書がありまして、こちらはジャパンケンネルクラブ発行の柴犬の血統書です。
厚めの上質紙に金の箔押し、いかにも全犬種クラブな感じです。
NIPPO と記入されているのは日本犬保存会籍の犬。
春女号はJSとNIPPOの両方が記入されているのでジャパンケンネルと日本犬保存会の両方に籍がある犬です。
ジャパンケンネルであっても、柴犬の登録名が春女号、日本的な名前ですよね。
もしもJKCのショーやアジリティ(ドックスポーツ)等の競技会に参加したければJKC登録をしなければ参加できません。
展覧会とドックショー 優良とチャンピオン
日本犬保存会では展覧会、JKCはドックショーといった犬種標準の容姿や姿勢などを競う催しがあります。
うちのコはサイズの時点で規格外ですが、犬種のより良い標準を作出するために、どちらの籍のブリーダーさんも日々努力を重ねて出展、出場されます。
参加するためにはその団体に所属する犬で、飼い主は会員にならなければなりません。
JKCは知りませんが、日本犬保存会は年会費を払込み会員になると、「赤べこ」みたいな形の変なバッチ、会員証が送られてきます。
会員にはその年の賞を獲った犬の写真や、各地の展覧会の結果などが載った会報本は郵送されます。
表記でわかると思いますが日本犬保存会は展覧会です。
年2回、各都道府県支部展、近畿、四国などの連合展、全国展が開催され年齢や性別で評価されます。
「この子のお父さんはチャンピオン犬なんです」って言うようなチャンピオンの称号は日本犬保存会にはありません。
絵画展のように一席とか二席で賞され、全国展ではそこに保存会最高賞と内閣総理大臣賞や文化庁長官賞、文部科学大臣賞などの冠が付きます。
会場は公園だったり河原だったり、品評会てきな要素が強く、菊展や蘭、盆栽の品評会に通じる雰囲気があります。
一方のジャパンケンネルクラブはドッグショーや競技会なので、全体的に垢ぬけてます。
称号も BIS(Best Of Show) BOB(Best Of Breed)入賞したらロゼットリボンと写真撮影みたいな華やかさがあります。
まあ、我が家はどちらも無縁なので、気になる方はサイトにアクセスして大会スケジュールなどをチェックしてくださいね。